カラオケシステム比較:DAM対JOYSOUND

カラオケ

カラオケでは主に二つの機種、DAMとJOYSOUNDがあります。カラオケ店に行くと、どちらを選ぶか尋ねられることが一般的です。どちらを選ぶかは、カラオケに何を求めるかによって異なります。

 

一般的に、ライブ感覚を味わいたい方や原曲に忠実な音質を重視する方、またカラオケの採点機能を本格的に使いたい方にはDAMが推奨されます。一方、マイナーな曲やアニメソング、ボーカロイド曲を幅広く楽しみたい方や、カラオケの背景映像を自由にカスタマイズしたい方にはJOYSOUNDが適しています。

 

これを簡潔にまとめると以下の通りです:

  1. 音質の質:DAM > JOYSOUND
  2. カラオケ制作の忠実さ:DAM > JOYSOUND
  3. 本人映像の豊富さ:DAM > JOYSOUND
  4. 収録曲の多様性:JOYSOUND >> DAM
  5. 採点機能の精度:DAM >> JOYSOUND
  6. その他の細かなサービス機能:JOYSOUND >> DAM

 

選択は、個々のカラオケスタイルや好みに合わせて行うと良いでしょう。

 

1.音質の変遷

過去にはDAMの音質が優れていると評価され、JOYSOUNDは劣っていると見なされていました。しかし、JOYSOUNDの新機種MAXの登場以降、音質が大幅に改善され、マイク感度も向上しました。現在では、両機種間の音質に大きな差はないと言えます。

 

2.カラオケ制作の違い

DAMは、様々な楽器の使用とデジタル音楽制作(DTM)により、原曲の再現性が非常に高いです。音程やリズム(シンコペーションを含む)の細部まで忠実に再現されています。リアルな楽器演奏による立体感のある音源は、まるでライブ会場にいるかのような体験を提供します。

 

一方、JOYSOUNDでは、DAMほどの原曲再現性はありません。ガイドメロディの変更やテンポの微妙な違い、ギターソロのニュアンスの変化などが見られます。

 

ただし、曲のバリエーションに関してはJOYSOUNDが優れており、27.7万曲に対してDAMは20万曲を提供しています。特にマイナーなボカロ曲やアニソン、アーティストのマイナー曲なども豊富に取り揃えています。

 

3.採点機能の精度

カラオケの採点機能においては、DAMが優れています。DAMは1/4単位の音程のズレも感知し、非常に正確な採点を行います。その一方で、JOYSOUNDの採点は比較的甘めで、80点台や90点台のスコアが頻繁に出ます。採点機能を重視する上級者は、DAMを選ぶ傾向にあります。

 

 

4.JOYSOUNDのユニークなサービス

JOYSOUNDには、背景映像をカスタマイズできるユニークな機能があります。スマホアプリとWi-Fi接続を利用して、保存したライブ映像やYouTubeから検索したアーティストやアニメのPVを流せます。これは多くのユーザーに人気です。また、歌い疲れた時にはお笑いコンテンツも楽しむことができます。

 

さらに、JOYSOUNDでは「うたスキ動画」機能により、他のユーザーが歌った曲をその場で聞くことが可能です。このような細かなユーザーサービス面でJOYSOUNDは優れています。

 

5.JOYSOUNDの機種と特徴

JOYSOUNDの機種には、以下の歴史があります:

  • JOYSOUND f1(2012年6月発売)
  • JOYSOUND MAX(2015年7月発売)
  • JOYSOUND MAX2(2017年7月発売)
  • JOYSOUND MAX GO(2019年6月発売)

 

これらはRoland社製です。f1とMAXでは顕著な音質の差があり、MAX以降、音質が格段に向上しました。機種による差はあまりありませんが、収録曲の多さはJOYSOUNDの大きな特徴です。特にマイナーな曲の取り扱いに強く、インディーズ時代の曲も含む幅広いラインナップがあります。

 

音質はMAX以降向上しており、最新機種の普及も良好です。f1の機種に当たることは稀で、主にMAX2やGOが提供されます。一方で、DAMの最新機種を利用するには予約が必要な場合が多いです。

 

機種が新しくなるにつれて、音質やサービスの質が向上しています。特に背景映像の変更機能は注目されており、スマホで保存したアーティストのライブDVDやアニメの映像を流すことができます。自分の好きな映像を大画面で視聴しながら歌うことが可能です。

 

うたスキ動画機能を使用すると、他のユーザーの歌声を聞くことができ、カラオケの体験を豊かにします。採点機能は比較的甘く、気軽に楽しむことができる一方で、採点の厳密さについてはDAMに劣る面があります。カラオケは何よりも、自分が好きな曲を楽しむことが大切です。

 

 

6.DAMカラオケの進化と特性

DAMカラオケは以下のような機種の歴史を持ちます:

  • LIVEDAM(2010年10月発売)
  • LIVEDAM STADIUM(2015年4月発売)
  • LIVEDAM STADIUM STAGE(2017年10月発売)
  • LIVEDAM AI(2019年10月発売)

 

初期モデルから音質は非常に良好でしたが、新しいモデルになるにつれて音質が向上し、操作性が改善されています。特にSTADIUM以降のモデルでは、デンモク(リモコン)の画面が大きくなり、より使いやすくなりました。

ただし、最新機種の普及は遅い傾向にあり、予約なしでAIモデルの部屋に入れることは稀です。新しいモデルを体験したい場合は、直営店での事前予約が推奨されます。それでも、初期モデルの部屋に当たることもあります。

 

DAMはヤマハ製で、CD原曲の忠実な再現性が特徴です。ギターやドラム、ベースなどの演奏が原曲に忠実に再現され、ライブダムの名の通り、ライブ感あふれる臨場感のある音源を提供します。収録曲はJOYSOUNDに比べると少ないものの、有名アーティストやアニメ、ボカロ曲などは充実しています。

 

カラオケ採点の精密性もDAMの特徴で、音程正確率が直接点数に影響します。採点遊びに特化した「攻略厨」と呼ばれるユーザーも存在し、100点を目指す攻略法が独自に発展しています。

 

DAMでは「DAMとも」というサービスが提供されており、スマホやPCからアカウントを作成し、カラオケ屋のデンモクでログインして使用できます。歌った曲をアップロードし、他のユーザーとの評価やメッセージ交換が可能です。JOYSOUNDの「うたスキ」と似たサービスですが、DAMともの方がユーザー数が多く、より活発な印象があります。

 

7.DAMとJOYSOUND専門店の存在

DAMは第一興商直営のビッグエコーなどでは専用の機種として置かれています。逆にエクシングの直営店であるジョイサウンドでは、専用にJOYSOUND機種が配置されています。

この点は店選びの際に注意が必要です。それ以外のカラオケ店では、まねきねこやカラオケバンバンなどでは、DAMとJOYSOUNDの両方が提供されています。

 

 

8.使い分けの提案

私の場合、新しい曲を覚えたい時はJOYSOUNDを選びます。JOYSOUNDではガイドメロディが大きく、覚えかけの曲でも歌いやすいです。

一方、DAMはカラオケ制作の緻密さが際立ち、原曲を忠実に再現した高品質の音源で歌うことができます。ただし、ガイドメロディはデフォルトでは小さいので、上級者向けかもしれません。

採点遊びを楽しむ場合はDAMが適しています。ニーズに応じて、両機種を使い分けるのがおすすめです。

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